基本訓練を受け始めた子犬たち。未来の「地雷探知犬」だ=中部コンポンチュナンのカンボジア地雷対策センターで
内戦時代に埋設された地雷が大量に残るカンボジアで、地雷を探知する犬を自前で繁殖し育成する試みが始まった。地雷以外の金属類にも反応する金属探知機と違って、犬は爆薬のにおいで識別するので、作業効率が2~3倍にアップするという。関係者は「探知犬をもっと増やし、地雷被害ゼロを目指したい」と期待している。【コンポンチュナン(カンボジア中部)で藤田悟】
カンボジアは70年代から約20年に及んだ内戦の間に大量の地雷が埋設され、世界で最も地雷密度の高い国に数えられる。90年代以降、撤去作業が進められているが、作業が済んだ面積は残留が疑われる地域の約1割に過ぎず、現在のペースだと完了までには100年近くかかるといわれる。残留地雷による一般住民の被害は絶えず、毎年100人以上が死亡している。
政府機関のカンボジア地雷対策センターは97年以降、ボスニアで訓練された犬を輸入して使い始めた。同センターにはそうした探知犬63頭がおり、全国に派遣している。
しかし、犬は訓練されたもので1頭2万ドル(約210万円)以上、訓練前の子犬でも約5000ドルするため、財政的に大きな負担だ。そこで、これまでの訓練のノウハウを生かし、自前で探知犬を育成することにした。
中部コンポンチュナンにある訓練所で今年4月、探知犬の両親から子犬3頭が誕生し、7月から訓練に入った。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081006-00000020-mai-int
