浦島太郎の民話をはじめ、日本でもなじみの深いウミガメ。しかし、近年、捕獲や環境の悪化などで生息数が減少し、IUCN(国際自然保護連合)が作成した2006年度版レッドリストではアカウミガメ、アオウミガメが絶滅危機に指定されている。両前肢がないアカウミガメ「悠ちゃん」に人工ヒレを付けるプロジェクトをすすめるNPO法人「日本ウミガメ協議会」(大阪府枚方市、亀崎直樹会長)の研究員、石原孝さんに日本のウミガメの状況について寄稿してもらった。
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日本にウミガメなんていない、いても沖縄など温かい海だけだ、などと思っていないだろうか。実はウミガメは日本中の海にすんでいる。たしかに温かい海の方が数は多いが、北海道でも見つかることはあるし、夏になれば茨城県や宮城県の砂浜でも産卵することがある。日本のまわりには5種類のウミガメが生息し、そのうち3種類は日本の砂浜で産卵する。
産卵のために最も多く砂浜へ上がってくるのは甲羅の長さが1メートル、重さが100キロを超えることもあるアカウミガメだ。ちょうど日本くらいの温かさが好きなウミガメで、太平洋の北半球側では日本でしか産卵しない。太平洋の反対側、はるか1万キロ先のアメリカ大陸の近くにもアカウミガメはいるのだが、これは日本で生まれた子ガメが黒潮に乗ってはるかな旅をしてたどり着いている。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090318-00000011-maiall-soci
